Bounty Hunter (writer: George F. Walker )

 このエピの見所はずばり 「寝たふりをした」ディーフでしょう。(笑) ディーフィー、いい雰囲気の二人を気遣ってねたふりー。
では、ディーフは置いといて・・なんと言っても再び恋に落ちたフレイザーの美貌でしょう。恋心を抱いた彼の魅力は底力があります。
相手のジャネットにジェラシー?を燃やすレイKもかわいい。フレイザーが初めてホームシックの弱みを見せたエピでもあります。

Episode Guide

27分署がストライキ中に一人の3人の子連れ女性Bounty Hunter(賞金稼ぎ)ジャネットがやってきた。車のナンバーの情報を得ようとしたが署のメンバーは協力してくれない。仕方なく帰ろうとしたところ、例によってフレイザーが手を貸すことになる。追跡をしていくうちに逃亡者と大事件が絡んでいることが判明する。よってレイKもストライキ中だがしぶしぶ協力することに。追跡をしていくうちにジャネットとフレイザーは共通点もあっていい雰囲気になっていく。だがその逃亡者がジャネットの旦那だということがわかる。無事に事件は解決したもののフレイザーはホームシックに似た寂しい感情でいたたまれなくなる。 
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このエピの題名『bounty hunter(賞金稼ぎ)』の仕事は、保釈された被告人が万一逃亡した場合、保釈金の一部を成功報酬として
逃亡者(bail jumper)を追跡し捕獲することである。(被告人の生死は問わない) もちろん銃等の所持も米司法省によって認可されている。

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Character Sketch

ディーフェンベーカー
*ヒキガエルのぬいぐるみに興味を示す。 何でも食えると思うのか?さすがディーフ
→ のシーン、子供達とじゃれるフレイザーがかわいいです。声が裏返っている〜(笑)。
*子供達と仲良く眠っている。だが実は起きていてフレイザーとジャネットの会話を盗み聞き
*子供たちが大好き。27分署でじゃれあっているところがとってもかわいいです。

☆フレイザー
*またもや黒髪の女性に心を奪われる    ジャネットとはいろいろ共通点もありました。ホームシックも手伝っていたようです。
*ロディオはやったことがない。       映画BJで勇敢に乗りこなすシーンがありましたけど・・・。


☆レイ
ストライキ中    罪悪感からパートでフレイザーの手伝いをする
*ジャネットにライバル意識を燃やす   
フレイザーに好意を寄せる女性にはいつも厳しいです、レイ・コワルスキ。


Quote

 気になるシーンの引用です。     

Ray: [on phone] Your name, sir? Bob.

Ray: Hmm. How do you spell that?




レイ、署の電話対応をする

レイ「あなたの名前はサー?ボブさんね。」
レイ「で、スペルは?

レイの電話対応の前にフレイザーが電話対応していたんですね。その真似をしていると思うんです、ボブの綴りぐらい聞かなくてもわかるだろうが・・・・。(爆)


Fraser: Are you planning on taking that?
Janet: You- you have a problem with that.
Fraser: Well, ordinarily, yes. I have a problem with theft.
Janet: Well, sure. But uh this is evidence.
Fraser: Oh

このモーテルのシーンでも二人、共通点がある会話をしていました。またフレイザーが故郷の話をしているのが嬉しそうでした。だんだん二人いいムードに〜。



モーテルにてジャネットがお金をポケットに入れたシーン

フレイザー 「それをとるつもりなんですか?」
ジャネット「なんか問題ある?」
フレイザー 「普通は・・・・それは泥棒行為ではないかと・・・。」
ジャネット「だけど・・・・これは証拠品よ。」
フレイザー 「Oh」


ヴィクトリアの件で懲りたのでしょうか。フレイザー違法行為を放任しています。また子連れのジャネットにかなり同情している様子。




Ray: You overstand my position on this, I cannot break ranks on this.

Fraser: No, no, no, no. I understand this completely. So what I was hoping was that we could explore the possibility of pay duty as a supplement to your income. It's my understanding that it's a common practice for many police officers to lend their services in areas, say, such as crowd control, or additional security.

Ray: Yeah, well, but

Fraser: Right. So how much would it cost me to hire you to accompany me.

Ray: To the stables.

Fraser: Correct.

Ray: Fifty.

Fraser: Forty.

Ray: Thirty.

Fraser: Twenty.

Ray: Done.


車中にてレイにバイトを頼むフレイザー

R「お前、俺の置かれている状況わかってんの?ストライキ中なんだから・・・」
F「いやいや理解しているよ。僕が望んでいるのはちょっと給料の足しになるようなバイト的助けをして欲しいんだ。沢山の警官がしていることだろ、群集警備とかガードマンとか・・・」
R「ふーん、わかった、だけど・・・。」
F「わかった、僕に付き合ってくれるのにいくら払えばいいかい?」
R「馬屋までだな。」
F「そう。」
R「50」

F「40」
R「30」

F「20」
R「よし 決まり!」


ここ好きなシーンです。なんだかんだ言ってコワルスキはフレイザーに振り回されて付き合っちゃうのはベッキオと同じですね。
それに、バイト代をバーゲンダウンしているのに大爆笑!
コワルスキ君は結局はフレイザーちゃんをほっとけないんですね。



Janet: It's kind of lonely and uh . . . oh, I don't know why I'm telling you all this. I just . . . I just feel like I can trust you. Can I trust you?

Fraser: Yes.

Janet: Can I trust you to kiss me?

ジャネットはキスだけでもっと先の関係に進む状態を意味してないようです。
Fraser: I, uh . . . [bends toward her]

Fraser Sr.: Resist. 



フレイザーの部屋にていい雰囲気の二人

ジャネット「ちょっと寂しいの....あらあたしったらなんでこんなことあなたに言うのかしら。あなたのことを信じられると思っているの。信じていい?」
フレイザー「はい。」
ジャネット「キスして大丈夫?」
フレイザー「あ......。」 (フレイザー前かがみになってキスしそうになる。)
フレイザーパパ「ちょっと待ったあ!


パパは全てお見通しなんです。ビクトリアのことで傷ついたフレイザーを見ていますからね〜。またこの場面、絶対キスだけでは終わらないとも思って「カット!」です。
この後、Musicに合わせて二人ドアを挟んで思いをはせる場面がせつないわぁ。



Ray: His name is Constable Benton Fraser. He first came to Chicago on the trail of the killers of his father, and for reasons that do not need explaining at this juncture, he has remained a lesion

Fraser: Uh, liaison, Ray.

フレイザーは本当はいつもこう言っています↓
I first came to Chicago on the trail of the killers of my
father and for reasons that don't need
exploring at this
juncture, I've remained, attached as
liaison with the
Canadian Consulate.

バーにて フレイザーの紹介をするコワルスキ

レイ「彼の名前はベントン・フレイザー巡査だ。彼は父を殺した犯人を追ってきたそしてこの場に及んで説明する必要がない理由でlesion(精神的傷害)に・・・・

フレイザー「あのぉ・・・・liasion(連絡係)・・・・なんだけど・・・」

よほどフレイザーの決まり文句に飽き飽きしたのでしょうか。フレイザーが説明しだそうとすると間一髪入れずにスラスラと喋りはじめます。それに結構適当だし・・・・。(笑)
liaisionをlesionと言っちゃうところが涙モンの爆笑ですわ。(^。^)



Ray: Hey, buddy, let's get something -- Uh, I know you're a little short of cash, but uh I'm flush, so I'm buying. Look, it'll be all right.

何でフレイザーは貧乏でレイはリッチなの?これはきっとフレイザーが落ち込んでいるのを慰めようとしたんですね、レイは・・・優しく手を回して励ましているのに友情感じます〜

ラスト、レイが落ち込むフレイザへ優しい言葉をかけるシーン

レイ「ヘイ、バディ、なんか食いに行こうぜ。」
フレイザーが涙しているのに気がついて・・・・
レイ「あーお前金無いだろ。俺、リッチなんだ。だから奢ってやるよ。なあいいだろ。」



Trivia

Fergieって誰?

ターンブルと子供達がリーガルスィートに誰が泊まるのか会話しているシーンで Princess Di? それとも Fergie?と スザンヌが訊いています。
アンドルー王子 (1960- )英国女王 Elizabeth 2 世の第 3 子次男;の結婚相手の女性のことを指します。

Rats
ジャネットは子供達を見ながら "They're rats"と言いました。西洋では子供達はしばしば厄介なものとみなされるため "rats" or "little rats".と呼ばれるそうです。

CKRのアドリブ

バーにてトレランスを連行しようとするときのレイのセリフ
"You
fart hammers pull those weapons in Chicago, you can say goodbye to 'em. OK?"
ここでポールがストップをかけてCKRに訊ねました。 "キャラム、fart hammersって何?"CKRが"それはcreeps(ぞっとするもの)の意味だよ。Big Bookl(アメリカの俗語を集めた辞典のようなもの)から引用したんだ。"と答えました。 それでポールは納得してそのままそのセリフを採用することにしました。CKRはBig Bookを調べてアメリカ人レイになりきろうとしていたんですね。それにしてもカナダ人も知らないスラングを使われるとあたしゃ辛いよ・・・。


やっぱりスコッチガードマンだったフレイザー
モーテルの後のシーン。車から転げ落ちる場面で埃まみれ砂だらけになるはずなのに・・・チリ一つついていません。制服もビチっと決まっています。
この場面、帽子が吹き飛んだりまた被ったり・・・・・。・

ジャネット役の女優さん
Wendy Crewson はポールと Getting married in Baffalo Jumpという映画で共演しています。馬を二人乗る姿がかっこいい〜。
この映画を見た後なので ジャネットとフレイザーの突然の恋、相性も理解できてしまうのでした。

とっても勝手な感想


とにかく黒いヘンリーシャツのフレイザーが素敵です。確かVSでビッキーに溺れたときもあんなような青いシャツを着ていたなぁ・・・・。
でもいくら好きになっちゃったからって領事館にジャネットを泊めるのはいかがなものか・・・・それも自分は赤のロングジョンで廊下に寝ているし・・・・。ジャネットとの回想の夢をサッチャーの声で起されるというのも*らしい*ですね。でもあれじゃあサッチャーが怒るのも無理ないです。
と、いつものように恋に落ちたフレイザー君は暴走気味ですが、彼の恋する瞳は魅力的です〜。

ターンブルはいつでも笑わせてくれますね。自分のしたガリバーの話でガリバーにされちゃうとは。

ホームシック、家族への憧れ、シカゴで一人ぼっちの自分を見つめてしまってすっかり元気をなくしてしまったフレイザー、でもレイKがいるじゃんっというエンディングでほっとしました。

S3/4はフレイザーがホームシックにかかってしまうネタがとても多いです。ポールがCOTWのエンディングに向けての伏線をこのエピから張っているようですね。

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(注:このエピガイは間違いを含んでいる可能性がすんごーーくあります。ご指摘くださるととっても有難いです。)

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